【コードビルダー】円と球をつくる

マインクラフト教育版のコードビルダーを使い、子どもたちと円と球をつくる練習をしました。

専用のコードブロックが用意されているので、驚くほど簡単に作れます!

円と球の練習をしたあとは、子どもたちで協力して太陽系模型も作ってもらいました。

目次


コードビルダーとは

マインクラフト教育版には「コードビルダー」という機能があり、ビジュアルプログラミングやテキストプログラミングができます。

起動するには、ワールド内でキーボードの Cキー を押します。

初めて開くとMakeCodeかPython Notebooks※のどちらで進めるかを選びます。

ここでは MakeCode を選びましょう。

※2026年1月にMakeCodeに一元化され、Python Notebooksはサポート終了予定です。



コードビルダーで円をつくる

  1. 緑色ボックスの+ ボタン を押して新しいプロジェクトを作成します。
  2. 左側のパネルで Advanced → Shapes を選択。
  3. circle ブロックを右側にだします。
  4. on chat command と書かれた青いブロックに circle ブロックをはめます。
  5. 青いブロック上部の文字列は "circle" に変更。
  6. 緑色ボックスの矢印ボタンを押して実行。

チャットバーを開いて "circle" と入力し Enterキー を押すと、半径5ブロックの円が生成されます。

circleブロックのパラメーターの説明
 circle of: 使用するブロックを選択  
 center: 円の中心座標を設定  
 radius: 半径 (ブロック数)  
 around: 円の向き  
 replace / hollow / outline: 中心部分の処理方法 (埋める / 空洞にする / 既存ブロックを壊さない)  

コードビルダーで球をつくる

同じプロジェクト内に球をつくるコードを追加します。

  1. 左側のパネルで Player を選択。
  2. on chat command ブロックを右側にだす。
  3. 左側のパネルで Advanced → Shapes を選択。
  4. sphere ブロックを右側にだす。
  5. 新しい青いブロックに sphere ブロックをはめて、上部の文字列を "ball" に変更。
  6. 緑色の矢印ボタンを押して実行。

チャットバーで "ball" と入力し Enterキー を押すと、半径5ブロックの球が生成されます。

sphereブロックのパラメーターの説明
 sphere of: 使用するブロックを選択
 center: 円の中心座標を設定
 radius: 半径 (ブロック数)
 replace / hollow / outline: 中心部分の処理方法 (埋める / 空洞にする / 既存ブロックを壊さない)

コードビルダーで太陽系模型をつくる

円と球をつくれるようになったら、応用として太陽系模型を作ってみます。

惑星の大きさや軌道半径はあらかじめリストにしておきます。
(自分で計算してもよいですし、ChatGPTなど利用すればサッと算出してくれます。)

太陽や木星、土星などの大きな天体は、見栄えを見ながら実際よりも小さめに設定しました。

惑星の半径 (ブロック数)

  • 水星:1
  • 金星:3
  • 地球:3
  • 火星:2
  • 木星:12
  • 土星:10 (+輪)
  • 天王星:6
  • 海王星:6
  • 太陽:26

太陽からの距離 (ブロック数)

  • 水星:35
  • 金星:47
  • 地球:60
  • 火星:75
  • 木星:100
  • 土星:120
  • 天王星:150
  • 海王星:175

これらの数値をもとに、コードビルダーでブロックを組み合わせていきます。

※ 円や球はすべて outline に設定 (処理が速く、内側が壊れない)。
※ 軌道と太陽の中心は絶対座標、惑星は相対座標を使用。

●○●

コードが完成したらチャットコマンドを開いて実行していきます。

実行順序は以下のようにしました。

太陽は時間がかかるので最後にします。

複数人でやる場合は、一部並行作業にしてもよいでしょう。

  1. 軌道
  2. 惑星 (対応する軌道の位置まで移動して実行)
  3. 太陽

手作業では難しい円や球も、コードビルダーを使えば1-2時間ほどで完成できました!



まとめ

コードビルダーを使った円と球の作り方と太陽系模型の活動でした。

とても簡単にできるので、初めてコードビルダーに触れる子でも楽しく取り組めます。

「コードで形をつくる面白さ」と「完成する達成感」を味わえる、よい課題になりました。