教育版マインクラフトでのPython学習、Python 101 - Makecodeの続きです。
このコースでは、プログラミング環境MakeCodeを使ってPythonによるコーディングを学べます。
レッスン (ワールド) は全部で10回に分かれています。
今回はレッスン3と4の概要とプレイ感想をまとめました。
目次
Python 101 - MakeCode レッスン3 / レッスン4の詳しい学習内容
レッスン3 / レッスン4について、それぞれの学習目的と問題内容を詳しくみてみます。
Python 101 - MakeCode レッスン3
レッスン3の学習目的は以下のとおり。
Python 101 - MakeCode レッスン3の学習目的
○ 変数について学び、活用する
○ 位置情報を変数に入れて使ってみる
○ コードの作成 / テスト / デバッグを行う
ワールドに入り、立っている人に話しかけながら進めます。
英語テキストは、イマーシブリーダー機能を使うと音読や翻訳をしてくれます。



Python 101 - MakeCodeレッスン3のプログラミング課題は全3問。
変数に数値や文字列を代入して、チャット表示や計算をしていきます。
問題1
変数に果物の名前を代入し、player.say()コマンドでチャット表示します。
壁に書かれたアルファベット順にチャット表示させ、表示された順に壁の果物のボタンを押しましょう。



問題2
変数に位置情報を入れ、コードを完成させます。
画面左隅に表示される座標情報を見て、自分の立ち位置に対応する変数名を確認します。
blocks.place()の位置情報部分に正しい変数を入れ、天井にあるブロックと同じブロックを地面にも置ければ成功です。


問題3
変数に数値を代入して計算し、player.say()で答えを出力させます。
出力された答えを見て、正しい値のボタンを押します。



Python 101 - Makecode レッスン4
レッスン4の学習目的は以下のとおり。
Python 101 - Makecode レッスン4の学習目的
○ リストについて学び、活用する
○ リストの名前はスペースの代わりに "_" を利用する
○ リストのメソッドを使ってみる
レッスン4のプログラミング課題は全3問。
リストを使いこなしていきます。
問題1
まずはリストに値を代入してみます。
list_name=[]の構文で書かれた箇所に、部屋に置かれている動物と同じ順番で名前を書いていきます。
コードビルダー上の予測入力が動物名の入力をサポートしてくれます。



問題2
appendとpopを使い、リスト内の値の追加や削除をします。
コードビルダーのコード内にヒントが書かれているので参考にしましょう。
実行後は、出てきたご飯を犬の前まで持っていってqで離します。
この際、犬に直接あげてしまうと、正しく検知されないので気をつけてください。



問題3
最後はリスト内の値を書き換えたり、sortとreverseを使い、値の並び替えをします。
コマンド実行後、チャットに出力された名前と同じ名前の猫を探し、ボタンを押します。
猫の名前は近づいたら頭上に現れます。



プレイ感想 ー 難易度UP!座学後の実践編に良さそう
Python 101 - Makecodeのレッスン3、レッスン4では変数やリストについて学び、グッとプログラムらしくなってきました。
コードの文字数も多くなってくるので、レッスン2までと比べると難易度が上がった感じがします。
ゲーム内の手引きやヒントのおかげで、ざっくりとした知識さえあればサクサクと書いていけます。
ただ、構文やメソッドの詳しい説明はゲーム内ではさほどありません。
0から勉強する場合には、座学で学んだ上で、実践編として挑戦するのが良いと感じました。
注意点など
日本語対応:デフォルトは英語。イマーシブリーダーを使えば翻訳してくれます。
まとめ
Python 101 - Makecodeのレッスン3とレッスン4についてまとめました。
この回ではPythonの変数とリストについて学びます。
変数とリストの概念や機能に関する説明はゲーム内では薄いので、座学で学んだ上での実践編として挑戦するのがおすすめです!
ヒントや手引きがしっかりしているので、大雑把な知識でも、教科書やWebに戻ることなく進めていける点が高評価でした。
まだ6回分ありますので、引き続き遊んでレビューしていきたいと思います。
サポート資料
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