子どもがマインクラフト|気になる悪影響
マイクラと学び

これまで、マイクラの魅力をまとめてきましたが、今回は逆に、遊んでみて気づいた弊害をまとめたいと思います。
悪い点も見方を変えれば、学びのチャンスにつながります。
どのように対応できたらよかったかについても考察しました。
目次
子どもがマインクラフトで遊ぶ際に気になる悪影響
我が家の子がマイクラで遊び始めたのは5歳の頃でしたので、そんな幼児である子どもと一緒にマイクラで遊ぶ中で気になった弊害を以下にまとめています。
お子さんのご年齢によっては、特に気にならない部分もあるかもしれませんがご了承ください。
マイクラに没頭して時間を忘れてしまう
一度マイクラを始めると、没頭して数時間ぶっ通しでやってしまいます。
それを集中力があって良いと思うか、他のことが疎かになると思うかはお子さんと保護者の方の判断です。
ただ、やはり子どもたちには、勉強やお友達との遊び、食事や睡眠など、他にやるべきことがたくさんあります。
やりたいこと、やるべきことを親子で話し合い、バランスをとりながら遊べるようにルールを決めて、一緒に守ってあげることが大切です。最初は難しくても、日々続けることで、見通しを持って行動したり、時間を守る練習にも繋がってきます。
我が家では最初は操作にも慣れずそれこそ5時間も6時間もやっていましたが、操作が上手くなってくるころにはプレイ時間も予め決めた時間を守れるようになってきました。さらに他のゲームやテレビを見るときにもその習慣が波及して切り替えをさっとできています。
なお、時間を守るという点では、マイクラはRPG的な連続性がほぼないので、どのタイミングでも中断しやすさがあるかなと感じました。
思い通りにうまくできないと怒りをぶつける
思い通りにうまくいかなくて怒ってしまう子も多いですよね。
ゲームは、成功・非成功が明確に分かれるので、ますますその傾向が強い気がします。
怒りをぶつけられると、こちらもイライラしてつい怒鳴ってしまい悪循環に…正直とても疲れますし、それならゲームするなという気持ちになります。
とは言っても、怒りや悲しみを感じるのは自然な生理現象。
子どもが怒り出した時は、イライラをグッと抑え、子どもの嫌な気持ちに寄り添い、言語化してあげることで、子どもが自分の感情を理解し、怒りをうまくコントロールできる力につながるそうです。
子どものイライラを和らげる「アンガーマネージメント」って? - Domani
暴力的な言動・行動につながる
マインクラフトでは、ゾンビなどの敵モブを倒す要素があります。
襲ってくる対象なので、倒さなければいけないのですが、その行為を暴力的と感じるかもしれません。
子どもの口から「死んだ」「殺す」などの単語が出てくるとビクッとしますよね。。
ゲームをプレイしている以上避けがたい言葉であることは分かるのですが、TPOを分けまえて使うように教える必要があります。
死を軽んじてしまう可能性がある
前項に関連しますが、「死」の認識への影響も気になりました。
我が家の場合、子供がマイクラを始めたのが5歳だったので、現実とゲームの区別がつかず、「死んだらどうやったら生き返れるの?」と聞かれて戸惑いました。
また、動物を大量に出して一気に倒すという遊び方をしており、見ていて気持ちの良いものではありませんでした(マイクラでは、鳥や牛などの動物を殺して食料や材料を手に入れます)。
何度でもやり直しができるというゲームの特性上、「限りある命」という意識が薄まってしまう気がします。
現実世界での「死」は、ゲームの世界の「死」とは全くの別物であり、やり直しは効かず、命を軽んじる行為はいけないことを伝えていかないといけないなと感じます。
子どもたちにとって「死」という概念を完全に避けて通るのはよくないと私は思っています。
食卓に並ぶお肉や身の回りの製品を見て、それらがどうやって手元に来たのか、命をいただくということはどういうことなのか、親子で話し合う機会のきっかけにできたりしたら良いかもしれません。
オンラインのコミュニティで問題を起こしてしまう可能性がある
他のプレイヤーと同じ世界に入って遊べるのもマイクラの醍醐味です。
しかし、他プレイヤーの作ったものを壊して仲が険悪になってしまったり、思わぬ被害を受けて悲しくなってしまうこともあるかもしれません。
また連絡先を交換して思わぬトラブルに発展してしまう可能性も。。
オンラインでのプレイをどこまで許容するかは、お子さんとよく話し合う必要があります。
オンライン検索で不適切なコンテンツに接触する可能性がある
ウェブ上ではマイクラのアイデア集、攻略法など様々な情報を見つけることができます。
こうした情報を、オンラインで検索しているうちに、不適切なサイトや有害アプリケーションに接触してしまう可能性があります。
完全アウトなコンテンツでなくても、対象年齢に達していないと思う内容の広告をついクリックしてしまうことも。。
私自身も、子どもと一緒にサイトを見ていたときに、青少年向けゲームの広告が入ってきて内心ハラハラしたことがあります。
子どもが検索をする場合は、親と一緒に見る、安心フィルター付きの端末で検索させるといった対処をした方が良さそうです。
マイクラグッズに糸目がなくなる
マイクラにハマると、マイクラグッズが欲しくなるかもしれません。
世界でもトップクラスにプレイヤー数が多いマイクラ。
今や、ゲームだけでなくおもちゃや家具、洋服などにもマイクラグッズが溢れています。
あれも欲しい、これも欲しいとなってくると、金銭的に厳しかったり、物欲のコントロールが難しくなってしまう可能性もあるのかなと思いました。
まとめ
この記事では、子どもがマインクラフトで遊ぶ上で気になる悪影響をまとめました。
時間を忘れて没頭してしまうのは、ゲームで遊ぶ上では避けて通れない課題ですよね。時間や目標を決めて守るようするなど、自律心が育つよう保護者側もサポートをしていく心構えが必要です。
また、残酷な描写はないものの、若干の暴力要素がある点も、特に小さいお子さんと遊ぶ際には気にしておきたいポイントです。
さらにオンライン上で遊んだり検索する際の危険性については、制限や見守り方法を考えておいた方が良いでしょう。
ここに挙げた内容ですが、マイクラに限らず、デジタル機器に囲まれた今日では、避け難い事柄です。子どもの成熟度を見極めつつ、悪影響や危険性も理解した上で、上手な付き合い方を練習していくことが大切に思います。